今でも一番好きな人


93 : 癒されたい名無しさん
祖父は9年前に他界した 
お坊さんがお経を読み上げた後私達に「今は医療が発達して機械で延命出来たりするけど、でも運命っていうのは決まっていて無理に生かしたりするのは運命に背いてる」みたいな事を言ってくれた 
それに対して祖母は「それでも、背いてでも、もっと生きてほしかった」って泣いた  

それがすごく頭に残ってる 
今は病気で自分一人じゃ歩く事さえ困難になった祖母 
それでも外へ行く時は祖父に貰ったネックレスや指輪を身につける 
結婚指輪もずっとつけてるし祖父が経営してたお店は壊さずにそのままにしてる 
すごく激しい喧嘩をしたりもしてたけど、祖母は祖父の事がすごい好きだったんだな 
今でも一番好きな人なんだろうな



夫婦純愛


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